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2017年6月26日月曜日

料理をつくる

ただいま試作中の若狭牛しぐれ煮。
 
 
最初はちょっとおいしい牛丼味でしたが
 
ようやく生姜と山椒の風味と甘辛く炊かれたダシの味が
 
からみ合って、しぐれ煮らしくなってきました。
 
現在、鋭意製作中でございます。
 
 
佃煮の一種のしぐれ煮。
 
 
煮物を時雨にたとえるとはとてもセンスがあるといいますか
 
着眼点が素敵だと思うのですが
 
しぐれ煮と名前をつけたのは、江戸時代の俳人「各務 支考(かがみ しこう)」
 
という方のようです。
 
 
俳句というとすぐに思い浮かぶのは松尾芭蕉だと思うのですが
 
この各務さんは、松尾芭蕉の優れた弟子達である
 
「蕉門十哲」のなかの一人だそうです。
(蕉門十哲。少年マンガにでてきそうな言い回しです・・・)
 
これが俳諧をたしなむ方の感じ方という事でしょうか。
 
 
しぐれ煮からだいぶ話がそれてしまいましたが
 
試作中のしぐれ煮はしぐれの名前にふさわしくあるよう
 
製作中ですので、またご報告させていただきます。
 

2017年6月21日水曜日

北陸の味  夏

夏に旬をむかえる美味いもの。
 
 
能登産の天然岩牡蠣が旬をむかえました。
 
牡蠣には真牡蠣と岩牡蠣がありますが
 
岩牡蠣は夏に産卵をするため今がまさに食べごろとなっております。
 
真牡蠣と比べ、殻も身も大きいのが特徴です。
 
夏の産卵に向けて、養分をため込んでいますので
 
身も大きく、味も濃厚に育っております。

 
当店では薬味に、もみじおろし・青ねぎ・レモンを添えて
 
ぽん酢で召し上がっていただいております。
 
砕いた氷の上にのせて目でも涼を感じて頂いております。
 
 
また天然物ですので、漁の状況により入荷がない場合もございます。
 
ですので事前の御予約をおすすめしております。
 
 
旬の時期に旬の物をお出しする。料理屋の基本として精進致します。
 
 
ぜひ旬の岩牡蠣、ご賞味くださいせ。
 
 

 
 

2017年6月15日木曜日

臨時休業のお知らせ

日頃より、おりょうり萬谷をご愛顧いただき
 
誠にありがとうございます。
 
 
この度、店内メンテナンスのため、
 
6月27日(火)・6月28日(水)
 
の2日間、お休みさせていただきます。
 
 
お客様には大変ご迷惑をお掛けいたしますが
 
何卒ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
 
 


2017年6月13日火曜日

押し寿司のご紹介

おりょうり京町 萬谷 では料亭の技術を生かした、押し寿司もお作りしております。
本日はその押し寿司のご紹介です。
 
 
まずご紹介するのは、「煮さば寿司」です。
 
福井といえば焼きさば寿司が有名ですが、当料亭でお作りしていますのは
生姜醤油のタレでじっくり煮込んだ煮さば寿司です。
じっくり煮込むことでさばがふっくらと仕上がり、さばの青臭さも抑えられるので
魚が苦手な方でも食べやすい押し寿司となっております。
 
                                         煮さば寿司  税込1,620円 
 
 
つづいて、ご紹介するのは「へしこの羽二重寿司」です。
 
福井の特産品へしこを使ったお寿司で、甘酢に漬けた大根を巻きつけた姿を
福井の伝統織物の羽二重にみたてております。
さばの麹漬けのへしこを食べやすくするため、塩抜きをして酢に浸し
最後に炙って仕上げていますので、丹精込めて手間を惜しまず作っております。
へしこの羽二重寿司  税込1,944
 
 
この二つの押し寿司は南条SA下り売店にてご購入いただけるほか
当店でも予約販売という形でご用意しております。
 
また去年から始まりました、「天皇の料理番トリビュートセレクション」の認定をうけた
商品でもあります。この賞は越前市出身で天皇の料理番をつとめた「秋山徳蔵」氏の
偉業をたたえるものであり、審査員も、その秋山氏のお弟子さんの谷部金次郎先生
や商工会議所の方々などにつとめていただき、厳正なる審査をいただいております。

是非一度ご賞味下さいませ。