ただいま試作中の若狭牛しぐれ煮。
最初はちょっとおいしい牛丼味でしたが
ようやく生姜と山椒の風味と甘辛く炊かれたダシの味が
からみ合って、しぐれ煮らしくなってきました。
現在、鋭意製作中でございます。
佃煮の一種のしぐれ煮。
煮物を時雨にたとえるとはとてもセンスがあるといいますか
着眼点が素敵だと思うのですが
しぐれ煮と名前をつけたのは、江戸時代の俳人「各務 支考(かがみ しこう)」
という方のようです。
俳句というとすぐに思い浮かぶのは松尾芭蕉だと思うのですが
この各務さんは、松尾芭蕉の優れた弟子達である
「蕉門十哲」のなかの一人だそうです。
(蕉門十哲。少年マンガにでてきそうな言い回しです・・・)
これが俳諧をたしなむ方の感じ方という事でしょうか。
しぐれ煮からだいぶ話がそれてしまいましたが
試作中のしぐれ煮はしぐれの名前にふさわしくあるよう
製作中ですので、またご報告させていただきます。