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2017年7月20日木曜日

そばと料理番

7月から気温が35度と猛暑日が続き、8月はどうなるのかと
 
不安な暑さが続いていますが、梅雨が明けたような天気でも
 
北陸はまだ梅雨明けが発表されていません。
 
 
 
そんな暑さが続くせいか、当店では〆のお食事に「おろしそば」を
 
注文される方が増えています。
 
冷たい麺と大根おろしであっさりと食べられてこの時期にはおすすめです。
 
当店のおろしそばは福井県産そば粉を使った自家製麺です。

 
ただ一般的に、そばの旬は新物が収穫される秋から冬ごろと
 
されています。蕎麦通の間では夏の蕎麦を好むやつは粋じゃないと
 
言うとか言わないとか。
 
私は蕎麦通ではないので、夏の蕎麦も秋の蕎麦も両方おいしくいただいています。
 
昨今は保存技術も発達しているので、そこまで差を感じないようになってきているそうです。
 
 
 
さて、福井では越前そばとして「おろしそば」が一般的ですが、
 
これが広まったのは昭和天皇が来福されてからだそうで、このとき武生で食べた
 
そばを大変気に入っていただいたらしく、「越前のそばが」と折に触れて
 
おっしゃったことから、「越前そば」として広まっていったそうです。
 
そして、この時越前そばを食べてもらおうと影で尽力していたのが
 
天皇の料理番であった、武生出身の秋山徳蔵氏だったといいます。

 
越前市出身の偉人、秋山徳蔵氏。
 
様々なところで氏の偉業に出会うことができます。